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早や3月も10日前

逃げた2月も早かったが、やって来た3月も早いなあ。
これ皆な我が齢が感じさせること?
なかなかブログに向かえなかった大きな訳は・・
一応締め切りの設定されている「確定申告」の存在、毎年この時
と決まってるし、ほとんど年金収入しかない私にそんな負担は
かからないのですが・・気分かなあ。(やっとこの軛から脱しました)
今年の特性として考えられるのは、拝観客のかなりの増加。
それも以前から少しお付き合いのある関東系の旅行会社CTさん。
例年は先ず2月ころからこれだけ(当所にとっては)単位当たりの
お客さんが多く(平均20名オーバー)、回数も詰まっていることは
ないのが、今年は次から次。
色々な部署からオーダーが、受ける私宛飛び込んできました。
うれしい悲鳴が一渡りした後は、現実にそれらを受け入れます。
個人商店大騒ぎ。
末富氏の元気が頼り。
ひと山越えたところで、本当のハイシーズン。
あちこちから飛び込んで來る個人的な申し込みも、この道!に慣れて来た
私のカンから、かなりのアタリが予想されますね。(ハズレテも困るし・・)
この家全体の行く末を考えながら、当面の案内に当たってもらう人の養成も
同時進行。
80歳の坂を上りながら二人のジイサン無駄な力を省いてここは仙人力?(そんなもの
あるの?)
  
   力尽くして 春寒に 学ぶこと   中正

春風駘蕩といけますか。
  

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大後輩たち来る

昨日の昼頃、まだ冷たさの残る春の雨の中、近くの膳所小学校5年生の
諸君約10名が当所を訪れました。
膳所小学校は私の母校であります。
(昭和24年入学・・30年卒業。)卒業してから70年近くが
経っていますね。こんな諸君の来訪があるとそんなことを思い浮かべ、
そりゃあ年も取り、動きも鈍るわなとの感慨も浮かびますね。
今回は生徒たちの野外実習?の一環として学区内の名所旧跡を探訪する
というテーマで、いくつかの小集団を作って巡るというようなことらしく、
数日前先生の方から依頼がありました。
屋内の方は多人数が入ってもらうと、壊れやすいものも多いので、
今回は庭を歩きながら外から全般を見て、感じてもらうということにしました。
あいにくの雨でしたが、引率の先生の指導の下、たまたま生徒の一人のお父さんが
当所活性化のボランティアの一員で、何度も訪問したことがあるということが
分かり、その生徒も「案内」の役目を担ってくれ、全員随分熱心に観察!を
続けてくれました。
どこまで、春挙の意図を分かってくれたかは未知数ですが、10年後くらいに
彼、彼女らの心の中で発酵され、この作品!の正しい理解に到達してくれることを
祈りながら、大後輩たちにエールを送りました。
彼、彼女らには雨の冷たさをものともしない好奇心が漲っていました。

   春雨の あがるともなき 明るさに  立子
 
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梅の木に梅の花咲く

先日、このブログで紅白梅のツボミ膨らむ・・とご報告した庭の梅の花が
例年より少し早く、、ポツンポツンと咲いてくれました。
昨日今日とは思わなかったので、ビックリしました。
大抵の年は、前庭の東隅にある白梅が少し早く咲き、それを追っかけるように
北中の庭(竹の間の窓の前にある紅梅が咲いていくのですが、今年は
紅梅の方が早かった。
見た目も華やかなだけに、お客様の眼をも奪うでしょうね。
本格的な春の到来近しです。
この齢ともなれば、季(とき)の移り行きもしみじみ感じざるを得ないのですが・・

 薔薇の木に薔薇ノ花サク ナニゴトノ不思議ナケレド  白秋

 
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こいつぁ春から

「縁起が良い・・」というか、「縁」という言葉をまた
思い出させることがありました。
昨日12日は春挙の月命日。
この頃毎月12日の朝、蘆花浅水荘活性化委員会の筆頭幹事?I さん
が、春挙の仏前(当所の仏間)にお参りしてくれます。
終了後の雑談が終わる頃、インターフォンが鳴ります。
拝観予約のTさん(女性)の登場です。
かねての予約電話から、成年の女性1名と分かっていました。
帰途に向かうI さんに、「今日の拝観は女性一人、このひ・と・り
というのが大体いつもいろいろな意味でキッチリしてはってね、庭園とか建築
とか絵なんかに大変な趣味を持つか造詣が深いか、はたまた専門か・・また
報告するは」と言いながら、彼を送り、彼女に対します。
私の案内は「ここは何で知っていただきましたか?」から始まります。
私のルーティンであり、初めて「蘆花浅水荘」という場に入られた方の
気持ちをほぐす意味を持たせてます。
「実は私、静岡にある大学の教員でして、各県の近代の著名なお宅を訪問しながら
実地に研究しています。私は庭園専攻で、建築専攻の方とペアーを組みながら
訪問しています・・」
(やっぱりそうか・・)「大学は静岡にありますが、京都の名邸もあちこち訪れ、
その度にこちらの名前を聞かされていたのです」
そして、案内を始めます。
途中で、話のつなぎに「2,3年前にTVの<百年名家>いう番組で放映された
のですが、御覧には・・?」すると
「そのTVは見ていないのですが、その番組で解説をなさってた先生と実はペアーを
組んでいるのです」
そう来たか・・あの小沢先生と!・・
このブログでも述べました、御覧いただいた方は先生の呟き
「この家はこの<百年名家>においても私の中では三本の指に入ってます」
を思い出していただけますかな。
もう今は残念ながら無くなってしまったあの番組のほとんど最後の方で
当所を取り上げかつ絶賛頂いたあの小沢先生とペアーを組んでおられる先生が
ここにいらっしゃる。
しかも、小沢先生と当所のつながりはほとんどご存じなく、しかし今随分興味を
持って細部まで感じ入ってもらえているよう。
これをご縁と言わずして何と言おう・・

また是非ご一緒にお越しください、ここのところ、少し暖かくなってきた
春の日を浴びながら去って行かれるT先生の後ろ姿をお送りしました。

  








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我が庭に春の息吹、そして

不順な冬もようやく過ぎんか、と思っていた昨日、突然ぶりかえした
寒さを、数人の拝観客と迎えそしてやや震えながら送り・・
月例の、近くのクリニックへの薬貰いの今日の日や如何とおそるおそる
早朝の窓外を眺めれば、温かい日差し。
戸を開ければ、庭の紅白梅の蕾一段と膨らむ気配、それに先立ち早や花を
豊かに咲かせている、水仙、馬酔木、(椿の花は早や落花)
確かに春は近づいている・・
そこへ、この久々に豊かさを実感させる日差し。
行きは専ら、上り勾配、1年前発症した坐骨神経痛を慮って、徒歩で
約20分ばかりのクリニックへも途中まで」電車に乗ることにしていたのを、
今日は元の’全部徒歩’に切り替える決断!をし歩き始めました。
15分歩いても、足腰への痛みは来ず、湖岸(我が出発点)を彼方に見下ろす
国道あたりまで上って来ても平気。
悠々とクリニック到着。息もすぐ落ち着きました。
かかりつけの先生に診て頂く前に少し自信を取り戻した老人でした。

  老の字の 飛んでいけいけ 春近し  秀子 



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立春励我

りっしゅんだいきち・・と繋げれば、幸せそのものの響きがありますが。
1月1日夕刻の凶事(あたかも日本列島全体が襲われたかの如しでした)
は1月という月が去っても我ら日本人全体の心にまつわりついたようですね。
確かに忘れて済むということではありませんが。
若いころなら、さー!春が来たぞ、暗い冬は忘れて新生の春へ、などと
我が心身に気合!をこめ直し、またそれで単純に新しい期(とき)が
來るかのごとく思いを新たに出来たものでしたが。
この齢ともなれば、一歩彼の世に近づいたかとの想いが勝ってきます。
しかしそれでも気をとりなおし、新たな酒を飲み直し・・
繰り返される日常の向こうにかすかな光があることを信じ、次代を信じ・・
そんな立春の日の光を浴びましょう。

  こころの眼 少し見開き 春立つ日  風師

 
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老人にも春近く

日が差し始めると、俄然空気が温かくなる・・
そんな頃となってきました。
寒さに首をすくめるだけだった、老人にも、「案内」以外にも
「出番」がやって来てます。
例えば、昨日など
・ネコのフンの片づけ(特に庭の中の場合はお客様のため
 ・・お客様には知ってもらえない=大事)
・溝の片隅に吹き溜まる落ち葉掃き(これはボランティアさん
 にもやっていただきますが)
などなど、表面に出ないがへいぼんの
大切なことと自分では考えて全力を傾けます。
他にも些事と思えることもも多いけれど「神々は細部に宿り給う」
また「草引き即禅」の心。
年よって来て初めて分かる平凡の非凡。
ふゆが去って春が来る・・これもそうですかな。

 今日できる ことは仕上げて 春隣  汀子

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もう1月もすえに来て

トソを汲で、箱根駅伝を青山学院が制するを見て、
我らは京都四条河原町に出て、青春時代何かにつけて飲みに出た
「ミュンヘン」で元気な連中とホボ昼のみして、少し早く戻って
(しかもほとんど素面)家内を驚かせ、その間に恐るべき
地震の戦きを少し感じたりした、3が日をもはや遙かに。
令和6年がするすると始まっています。
今月も早や最終週。
我が家に今日は、膳所地区を案内するとて、この地の面白きところを勉強される
有志の勉強会の一行が訪れていただき、約10名の方々が楽し気に、こちらもそれにつられて・・
今年のほぼ仕事はじめ。
何となくおどろおどろしく始まった今年の、灰色を吹き飛ばしましょう。
いかなることをもさらりと笑い飛ばしましょう。
80歳(もうすぐ81歳・・小中同学年ではかなり後)の
新年初月が素早く過ぎていきます。

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久々の膳所仏教会の集まり

私も今は生まれ故郷膳所を中心に生活し、80年前に生まれた記恩寺の
住職という立場にも一応あります。
膳所には城下町として21か寺という人口に比べて比較的多くの
寺があります。
今から70年ほど前情報の交換と共有(そして少しの親睦)
を主な目的として膳所仏教会が結成され、ずっと会合も続けて来ていました。
しかしコロナ禍により、会議実施不可能に陥ったまま今日に至ってました。
もっとも、会長、会計など、役員だけは輪番制により引き継がれ、
再開のできる状況だけは図られてました。
今年の1月会議実施のため、出欠の返事をするようにとのふれが
昨年末会長寺から配布されました。
私はそんなに熱心な会員ではないけれど、3年のブランクの後
どんな方針が出されるのだろう、果たして再開時の出席者はどれくらいだろう
と、他人事のような興味もあって!出席しました。
出席者11名・・見事5割の線、面白く微妙な出席率だなと一人合点しています。
ゆっくり顔を見合わせる人も3年間あまり会ってないとつくずく「年よらはったなあ」
との思い(自分もそう思われてるやろな)、2,3人若いほとんど見知らぬ顔
の人たちは代の替わった跡継ぎさん。
こんなところでも時の移ろいを実感しながら・・
中断される前と同じ、会の運びのうちに滞りなく終了。
会長さんから配られた資料の中に提案事項一つ。満80歳に到達
した者は、役職就任を辞退することが出来る・・これを確認出来たのは、
今回出席した最大の収穫。
帰路一段と寒さ厳しく、その上暗さも増した15分の道のりを元気に歩いて
戻れたのもうれしいことでした。

  我が辞書に 老残は無し 寒波來る  五郎
とまではうそぶけませんが。








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今年もやるぞ拝観案内

ここ数年、春挙に関する行事が続いて、おかげで蘆花浅水荘に
訪れる人たちも飛躍的に多くなり、またいろいろな行事にここが
使われることも明らかに多くなっています。
もう10年若かったら・・とは言いますまい。
セラヴィー。
100年前に春挙が楽しみに楽しんで作り上げたこの建物を
いろいろな人々に直に味わって貰うことが私(たち)の基本命題です。
今年も昨日がその第一日でした。
関東からの熟年女性三人組。知ったのは「百年名家」。3年前にBSTv
で放映された効果はまだその影響力を保っています。
というか、放映直後にコロナ禍が日本を覆い、特に関東方面の
人たちは動くに動けず、「動けるようになったら行くぞ!」と
思っていただいた方多く、昨年半ばころからその数急増しています。
今年も期待してよさそう。
昨日のメンバーも、プロではないが、かなりこういう建築物には
目が肥えておられるようで、最初に座敷の柱や天井板を眺めただけで
嘆声を発しておられました。
TVもいい伝達媒体だけど、わざわざ来て頂いたかたに実際の
「空気感」とでもいうものに触れてていただくこと、これが説明者の
やりがい!と心え・・
その思いを手元に引き寄せながら今年初仕事を終えました。
今年の私(たち)は、さらに新たに加わった、この春挙の名作を
いかに後世に残していくか、というかなり重い命題にも本格的に取り組みます。
これは小手先では歯が立ちませんが、さらにいろいろな方々の
お知恵を借りながら取り敢えず一歩一歩進む決意です。

 大寒の 身軽に集う 会となる  汀子

から今日始めます。重き道にも軽き一歩。我が進み来た「軽み」です。


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