梅雨明け近い?
それより7月近し。
これは確か。
5月は、私(我が家)にとって、京都の若手プロ日本画家集団による、
画期的な「展覧会」が催され、期待と軽やかな緊張感に包まれながら
過ぎて行きましたが・・
6月はちょっと気が抜けたような感もあり、タイガースも
本来の姿に戻り?、梅雨も少しアクセントに欠け・・
もうあと1日で満80歳の6月は終り。
それでも、「百年名家」(BSTVでの放映」、「春挙生誕150年記念行事」等
の残影の差す中で、次々と訪れて頂くいろいろなお客との会話などを
末富氏と共に楽しみながら、我が心身は・・唯在らん蘆花浅水の邊・・
そういえば、昨日落ち着いた声でしたが、こんな電話が、
「お宅の庭に”パワースポット”なるものがあるとお聞きしたのですが・・」
私「いやー、そんなものは・・あれば私ももう少し金持ちになってましたかな」
という会話に終わりました。
梅雨明けを 待てどぐずぐず 明けざりき みとり
これは確か。
5月は、私(我が家)にとって、京都の若手プロ日本画家集団による、
画期的な「展覧会」が催され、期待と軽やかな緊張感に包まれながら
過ぎて行きましたが・・
6月はちょっと気が抜けたような感もあり、タイガースも
本来の姿に戻り?、梅雨も少しアクセントに欠け・・
もうあと1日で満80歳の6月は終り。
それでも、「百年名家」(BSTVでの放映」、「春挙生誕150年記念行事」等
の残影の差す中で、次々と訪れて頂くいろいろなお客との会話などを
末富氏と共に楽しみながら、我が心身は・・唯在らん蘆花浅水の邊・・
そういえば、昨日落ち着いた声でしたが、こんな電話が、
「お宅の庭に”パワースポット”なるものがあるとお聞きしたのですが・・」
私「いやー、そんなものは・・あれば私ももう少し金持ちになってましたかな」
という会話に終わりました。
梅雨明けを 待てどぐずぐず 明けざりき みとり
梅の木に梅の実の生る
我が家の庭の方に紅白それぞれ一本の梅があり、毎年それぞれ
花を咲かせることは、折々に綴ってきました。
花を咲かせるだけで、実の生らないことも・・
それが、今年今週、庭の片隅で、かなり老いた姿を見せながらも
実を生らせている白梅・・
花が咲くまでは毎年注意して見守っていますが、実が生るなんて
もの心ついてこの方思ったこともなかったので、「油断」してました。
何気なく近づいてみると、はや橙色に近づいた実が一つ、下に転がっています。
あれっ、こんなの生まれて初めて見るは・・
注意して枝葉の下を覗いてみると、同じような色をした実が・・
数えると十ばかり生っています。
私よりこういうものによく気が付く、妹や妻に慌てて電話してみます。
二人とも実が生ったのに気づいたことはこれまでなかったとのこと。
生誕150年、蘆花浅水荘造営100年を祝った春挙からの「お返し」
と勝手に解釈しましょう。
摘み取った実を、二人の女性の言うままに、焼酎に漬けて、「梅酒づくり」。
どんな出来になるかは別として、「春挙の賜物」しばらく楽しみのタネ。
老幹の 余力とどめし 実梅かな 四郎
生り年の 実梅に貰う 力かな 照子
十ほどの 実梅数ふる 幾度も 淑子
花を咲かせることは、折々に綴ってきました。
花を咲かせるだけで、実の生らないことも・・
それが、今年今週、庭の片隅で、かなり老いた姿を見せながらも
実を生らせている白梅・・
花が咲くまでは毎年注意して見守っていますが、実が生るなんて
もの心ついてこの方思ったこともなかったので、「油断」してました。
何気なく近づいてみると、はや橙色に近づいた実が一つ、下に転がっています。
あれっ、こんなの生まれて初めて見るは・・
注意して枝葉の下を覗いてみると、同じような色をした実が・・
数えると十ばかり生っています。
私よりこういうものによく気が付く、妹や妻に慌てて電話してみます。
二人とも実が生ったのに気づいたことはこれまでなかったとのこと。
生誕150年、蘆花浅水荘造営100年を祝った春挙からの「お返し」
と勝手に解釈しましょう。
摘み取った実を、二人の女性の言うままに、焼酎に漬けて、「梅酒づくり」。
どんな出来になるかは別として、「春挙の賜物」しばらく楽しみのタネ。
老幹の 余力とどめし 実梅かな 四郎
生り年の 実梅に貰う 力かな 照子
十ほどの 実梅数ふる 幾度も 淑子
ある”ハシゴ”
自他ともに許す酒好きの私。
「ハシゴ」とくれば夜の部の徘徊に結び付きそうですが、今回のは
珍しく・・・
文化に関するものでして。
一昨日、午前は「滋賀県文化財保護連盟総会」午後は「膳所焼美術館
理事会」への出席、という我ながら似合わないことでした。
いずれも「出席」に意義ありというところはふさわしかったかな。
特に前者はコロナ禍の影響を一番に受けて中止が続いていたものが、
束縛が緩やかになったのを受け、割合早めの招集再開。
場所は以前と同じ比叡山麓の日吉大社の一角。
こんなことでもなければ、滅多に立ち入りも出来ぬところです。
京阪電車の終点坂本駅から結構勾配の強い上り路を歩くこと10分、
4年前に比べて明らかに息の上がるのが激しい事を自覚しつつ、
それでも、坐骨神経痛の方は割合静かで、少しよい気になりつつ、
会場にたどり着きます。
ある種の定期元気診断の意味もありますね。
会議そのものは事もなく、彼方に石山寺の座主さんや三井寺の長吏さんなど、
当所にも来られたことの有るエライ人達を眺めながら、各議案に賛成の拍手を
重ね、滞りなく過ぎる時間を送ります。
来た道のしんどかった分、帰りの下り路は楽です。
あっという間に京阪電車の駅に到着。
次なる、我が家の近くの膳所焼さんに向かいます。
久々の京阪電車坂本駅は少し高めに位置し、そこから戻る電車内からは
普段は平行に眺める湖を遥かに低く眺めながらのひとときでした。
比叡山麓流石にちまたに比べ緑濃く、霊山近しの雰囲気満々でもありました。
六月の あめつち青し 目つむりても 俊子
「ハシゴ」とくれば夜の部の徘徊に結び付きそうですが、今回のは
珍しく・・・
文化に関するものでして。
一昨日、午前は「滋賀県文化財保護連盟総会」午後は「膳所焼美術館
理事会」への出席、という我ながら似合わないことでした。
いずれも「出席」に意義ありというところはふさわしかったかな。
特に前者はコロナ禍の影響を一番に受けて中止が続いていたものが、
束縛が緩やかになったのを受け、割合早めの招集再開。
場所は以前と同じ比叡山麓の日吉大社の一角。
こんなことでもなければ、滅多に立ち入りも出来ぬところです。
京阪電車の終点坂本駅から結構勾配の強い上り路を歩くこと10分、
4年前に比べて明らかに息の上がるのが激しい事を自覚しつつ、
それでも、坐骨神経痛の方は割合静かで、少しよい気になりつつ、
会場にたどり着きます。
ある種の定期元気診断の意味もありますね。
会議そのものは事もなく、彼方に石山寺の座主さんや三井寺の長吏さんなど、
当所にも来られたことの有るエライ人達を眺めながら、各議案に賛成の拍手を
重ね、滞りなく過ぎる時間を送ります。
来た道のしんどかった分、帰りの下り路は楽です。
あっという間に京阪電車の駅に到着。
次なる、我が家の近くの膳所焼さんに向かいます。
久々の京阪電車坂本駅は少し高めに位置し、そこから戻る電車内からは
普段は平行に眺める湖を遥かに低く眺めながらのひとときでした。
比叡山麓流石にちまたに比べ緑濃く、霊山近しの雰囲気満々でもありました。
六月の あめつち青し 目つむりても 俊子
花が降る降る
例年のことですが、庭の木や草花の移りゆく様は、
早春から晩春・初夏にかけて突然スピ-ドアップします。
特に近年その勢いが増しているように思えます。
それは、こちらが歳取って、自然の動きについていけなくなったから、
という訳ではないようです。
草の増え方もちょっと付いてけませんがこれはどうやら外来種が
増えたせいのようにも思われます。(独断)
蘆や楓は以前と同じように見えます。
今年特にその速さを実感しているのは、ヒメシャラの花の開花と散り様です。
大木(我が庭一の大きさに成長してます・・春挙もここまで大きくなろうとは
予想していなかったのでは)だけに余計に目立つのかも知れませんが。
もともと「一夜花」とも言われ、よく似ている「沙羅双樹」の花は
そのはかなさが、平家物語の冒頭を引き締めています。
花そのものはひとつひとつ葉っぱに隠れるように咲いているので、
一見目立たないのですが、大木の枝にビッシリ咲いているのは壮観。
そして、咲いたそれぞれが先を争うように落ちて行きます。
大津に戻った20年前には確かその開花が7月初めだったのが今年は5月末に
早や開花。
そして今、梅雨に負けじと降るはふるは。
その様、まさに無常迅速。
植木屋さん、シルバーさん、ボランティアさん引き続いて
入って下さったお蔭で、庭全体の様相が少し落ち着いて来てるのを
ホッとしながら眺めている老人の心にそのスピードに似合わぬ
ゆったり感をもたらしてくれてます。
私も、苔の上に散り敷いたあの花びらのように少し休みましょうか。
刹那てふ 刻を重ねて 沙羅落花 直人
沙羅の花 散りて苔庭 浄土かな 登茂子
早春から晩春・初夏にかけて突然スピ-ドアップします。
特に近年その勢いが増しているように思えます。
それは、こちらが歳取って、自然の動きについていけなくなったから、
という訳ではないようです。
草の増え方もちょっと付いてけませんがこれはどうやら外来種が
増えたせいのようにも思われます。(独断)
蘆や楓は以前と同じように見えます。
今年特にその速さを実感しているのは、ヒメシャラの花の開花と散り様です。
大木(我が庭一の大きさに成長してます・・春挙もここまで大きくなろうとは
予想していなかったのでは)だけに余計に目立つのかも知れませんが。
もともと「一夜花」とも言われ、よく似ている「沙羅双樹」の花は
そのはかなさが、平家物語の冒頭を引き締めています。
花そのものはひとつひとつ葉っぱに隠れるように咲いているので、
一見目立たないのですが、大木の枝にビッシリ咲いているのは壮観。
そして、咲いたそれぞれが先を争うように落ちて行きます。
大津に戻った20年前には確かその開花が7月初めだったのが今年は5月末に
早や開花。
そして今、梅雨に負けじと降るはふるは。
その様、まさに無常迅速。
植木屋さん、シルバーさん、ボランティアさん引き続いて
入って下さったお蔭で、庭全体の様相が少し落ち着いて来てるのを
ホッとしながら眺めている老人の心にそのスピードに似合わぬ
ゆったり感をもたらしてくれてます。
私も、苔の上に散り敷いたあの花びらのように少し休みましょうか。
刹那てふ 刻を重ねて 沙羅落花 直人
沙羅の花 散りて苔庭 浄土かな 登茂子
六月です
梅雨入り宣言したとたんに晴天が続いていた(よくあることですが)空模様。
六月の声を聞くや、忠実にかつ少し勢いを付けて。(台風も連れて)
日本各地に先ず大雨警報を出させたうえ、予報通りにかなりの雨を
降らせてくれてます。
コロナ禍のお蔭でここ2年ほど中止となっていた、龍谷大学の学生さんたちの
拝観が久し振りに今日の予定で復活してもらっていたのですが、交通機関の
不安定さが朝から報道される中、既にお馴染みとなっているS先生から
しばらく延期とのTelが入りました。
こんなところにも影響を与えながら台風は素知らぬ顔で日本の南岸沖を
通過中です。
昨日来少し強く吹いた風と かなり降った雨は、当所の庭の一角で
早くも咲きほこらんとしたヒメシャラの花を直下の苔の上に散り敷かせて
しまいました。
プロ日本画家集団「景聴園」のメンバーさんの面白くかつ思いきった企画
が功を奏し、気持ちよく送ることが出来た5月。
よい気分に浸り続ける時ではないよとの天の声?とともにやって来た六月?!
一息入れてこの六月君と緑の中に沈殿しましょう。
梅雨めきて 木々の緑の 深さかな 恭子
六月の声を聞くや、忠実にかつ少し勢いを付けて。(台風も連れて)
日本各地に先ず大雨警報を出させたうえ、予報通りにかなりの雨を
降らせてくれてます。
コロナ禍のお蔭でここ2年ほど中止となっていた、龍谷大学の学生さんたちの
拝観が久し振りに今日の予定で復活してもらっていたのですが、交通機関の
不安定さが朝から報道される中、既にお馴染みとなっているS先生から
しばらく延期とのTelが入りました。
こんなところにも影響を与えながら台風は素知らぬ顔で日本の南岸沖を
通過中です。
昨日来少し強く吹いた風と かなり降った雨は、当所の庭の一角で
早くも咲きほこらんとしたヒメシャラの花を直下の苔の上に散り敷かせて
しまいました。
プロ日本画家集団「景聴園」のメンバーさんの面白くかつ思いきった企画
が功を奏し、気持ちよく送ることが出来た5月。
よい気分に浸り続ける時ではないよとの天の声?とともにやって来た六月?!
一息入れてこの六月君と緑の中に沈殿しましょう。
梅雨めきて 木々の緑の 深さかな 恭子