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そして10月

落雷(少し落ち着いてから、客観状況を思い起こしてみると、どうやら
我が家そのものに落ちたのではなく、ごく近隣への落雷の起こした電流が
我が家の設備の受容装置にも働いた?)のショックから、その後なかなか
ブログに向かえず、9月の書付はそのままに終わりました。
落ち着けば、早や10月。
気をとりなおし、本来のわが身(81,5歳を過ぎた)として、行く末を
改めて思いやらねばなりません。
我が家そのものはハイシーズンに突入し、拝観だけでなくさまざまな行事が
待ち受けています。
お客様に迷惑をかけることなく、我が思いも誤ることなく、もう一度
深呼吸。


   かんがふる 一机の光 九月尽  澄雄


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何と・・そこに落雷!

昨日(9月12日)、この蘆花浅水荘に我が生を享けて初めて!落雷落ちる、
(あまりの驚きに、馬から落ちて落馬した話法です)をまあ、目の当たりに
しました。
依然不順な天候(加えて秋とは名ばかりの暑さ)の中、仕事(というほどでもないが)
も息抜きも何となくリズムに乗らないうちに今月も進みます。
昨日は昼前くらいから身辺雑事が割合スムーズに片付き17時頃には
一旦TVの前に落ち着き大相撲など観るともなく見ながら心身リラックス
状態でした。(夏以降こういう状態はあまり訪れてません)
そこへ久しぶりにに雨が降り始めました。
やっと庭の芝生も一息つけるかな、リラックスした自分がさらにゆったり
出来ているのを感じています。
雨脚が一段激しくなりました。
この雨脚が落ち着いたら、晩酌用の酒でも近くのコンビニで仕込んでくるか、と
思った瞬間でした。先ほどから低音を奏でていた雷のリズムが急にアップテムポ。
少しカーテンを開けていた西側の戒琳庵さんの屋根に閃光が走りドカーンという音。
そして周りは真っ暗、近くの警報装置は一斉に全開。暗闇の中でピーポーピーポー。
こんな場面何回も訓練したなと思いながら懐中電灯を求めますが、なかなか
手元に来ない。そーだ、スマホだ。手近に見えたスマホをつかみ、兎に角119番。
何とか通じたようです。
(訓練時の、110番はしないようにという指示の声は耳元にありましたね)
ここで、警報盤に見える、該当箇所は「記恩堂」という文字に気づき、座敷に向かい
庭の持仏堂に火の手は上がっていないことを確認しひと安心。
多分5分くらい経過(随分長く感じましたね)後、例の警笛とともに消防車到着。
隊員の方数名が警報盤と記恩堂をチェック。ピーピーポーポー音も止みました。
この辺で雨も止みました(というより雨が止んでいることに気がつきました)。
念のため、定期点検に入っている、電気系の業者さんも呼ぶように、との消防署さんの
指示をうけ、こんな時間(20時半)動いてくれるかなと恐る恐る電話したら、
快く引き受けてくれました。
途中では、警備保障会社の担当の方も駆けつけてくれました。
こうした安全・安心の輪を感じた瞬間でもありました。
「これで大丈夫です」、自分の持ち場を確かめながらそれぞれ引き上げる
人々の後ろ姿に密かに手を合わせながら、普段と違う酒の味を感じていました。










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迷「走」(歩)台風に伴われ

8月15日、我が家で数年ぶりに行った、大学軟テ部OB・OG会有志による
交歓会の楽しき様子を綴らんとして綴れぬままに8月が流れゆき。
早や9月、いざ9月とパソコンに向かうところへ現れたのが台風10号。
東に姿を現しそのまま西に過行くのかと思ったら、九州あたりから、
もたもたし始め、歩くような速さ(というより動かなくなり・・私はこの齢にして、
台風というのは威勢よくあたりを睥睨しつつ、まさに威風堂々と自力で強力に進むのではなく、
 偏西風や高気圧の後押しを得てようやく格好をつけるものであることを知った)で、忘れ物を
取りに戻るようにとぼとぼと東行を始めるではあーりませんか。
予想域の円ばかり馬鹿でかく、しかもその中心(これ、あたかも台風の中心のように見える)
の[×]印は常に琵琶湖の南端=我が地のあたりに示されます。
何だか気分的には休まらず。(これは10号が熱帯低気圧になってしばらく後まで
続きました)
この台風が通り過ぎてというよりようやくソッポを向いてくれるまでTVを注視せざるを
得ませんでした。
気が付けば、もう9月も7日。
暑さだけはまだ8月の盛りのようですが、もうすぐ私は81.5歳、これからの
我が歳月はこのように過ぎるのでしょうか・・・


  天高し 水の流れの やうに生き  美佐子

いや私は風の「流れ」のように。




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ありゃ、もうツクツクボウシの声

この季節我が耳に入るセミの声は例年(というか、少年時代から)
ほとんどがアブラゼミ、次にクマゼミでした。
それが、少し耳を澄ましていると、今年はかなりツクツクボウシが
鳴いているのが聞こえてくるではありませんか。
確かにこのセミの声をたまに耳にするのはセミしぐれシーズンの終わりに
近いときでしたが、それにしても比較的増えている感じ。
またセミ界にも少し異変が起き始めているのか、などと思いながら
しばし耳を傾けます。
トンボ界はどうかいな、と琵琶湖に面した庭の方を見に行くと、こちらは
この10年来変わらぬ赤トンボの乱舞。
少し安心して、このブログに向かっています。
それにしてもこの暑さ・・齢を増したから堪えるだけでは
当然ないようですね。
「水やお茶をもっと、とかクーラーをけちらない」と絶え間なく飛んでくる
妻の声にも反応しながら、我が晩年はよちよちと進んでいます。

  草木より 人衰うる 晩夏かな   直美

いずこも同じ夏の夕暮れ?これでも平穏な方 との神の声。

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令和6年8月半ば

とてつもなく暑い夏がその暑さをとどまる事なきかの如く
続ける一方、気まぐれとしか言いようのない動きをする
台風にまたまた(近年は)痛めつけられる東北地方。
そんな中で、ようやく(名場面を織り込みつつも、今回は、
私にはこの表現)パリオリンピックは終わり、高校野球は
それなりの動きを続けています。
これまた恒例の門内外のセミの声も依然続いています。
(今は、いつまで続くんかいな、と思わせてますが、ある日
パタリととまるでしょう)
「無事是至高」、こんな言葉が浮かんでは消え・・
我が晩年の夏は騒々しいセミの声の下で、「静かに」
すぎていきます。

   生き急ぐ とても一生 蝉時雨  あゆみ

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観るともなく折からのオリンピックを観ていると・・

先回のブログで、書こうとすれば書けなくなる、という不思議な
というか、それなりに面白い体験をしたことを綴りました。
いつも、時に饒舌風に反応してくれる、この10年以上、いわば
相棒のような形で付き合ってくれてる末富氏が珍しくしんみりとした
感想を、わざわざ話し言葉で語ってくれてました。
それはそれとしてありがたく受け止めながら、無理に綴ろうとも
思わず、折しも、ほーっておいてもTVから流れてくる、オリンピックの
番組を観るともなく観ていると・・
いつもは、あまり興味も覚えない「柔道」の番組の日本選手二人が私を捉えました。
どちらも、地味な選手だが、金メダルは期待されているらしい。
登場するときも、かつての「やわらちゃん」や今回の「阿部選手」のように
自分の存在感を誇示するように相手をにらみつけたり派手なジェスチャをする
訳ではない。
すーっと畳の片一方に静かに入ってきて、丁寧に一礼してごく自然に普段道場でも
かくあらんという感じで周りの風景の中に自然と解けこんでいく。
相手も決勝まで勝ち進んで来たいわゆる「達人」のはず。
当然持っている得意の技を出そうとしているようだが、全然両選手には通じない様子。
女子は「巴投げから腕ひしぎ?の」と形容詞がつく角田選手。男子は静かなること山の如しの
永瀬選手(これは私が今回の彼の試合ぶりを見て勝手につけた異名)いずれも、相手選手は
アリ地獄の中で試合を続けているうちに気がつけば相手の術中にいる、といった
感じだったのでしょうか。
私は、柔道と違って、試合中には絶対相手と触れてはいけない「軟式テニス」という、
やってみるとなかなか面白いスポーツに取りつかれた青年時代を送りました。
「勝とう、勝とう」と思って試合をすると中々勝てず、「負けない、負けない」と軽く念じて
いると勝ってしまっている、という不思議なスポーツでもありました。
そんな勝負のアヤのようなものを80オーバーにして、思い出させてくれた
不思議な時間でした。

そういえば、末富さん、高校から大学時代は柔道やってたとか言ってたなあ。









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そして今年の7月が行きますが

結局今年は7月もあまりブログは綴れませんでした。
じっくり物事に向かう時間を持てなかった・・
これをどういう風に表現するのか、そのこと
自体も難しく(思われて)。
パソコン自体が気まぐれに動くこともあり、書く気に一心に
向かっていると、字や行が突然飛んでいて、一旦やる気になった
時点まで戻るという変な事態も現実に起こりガックリすることも
実際にかなりあります。
こんなことも含めて、「書くこと」のスランプ?
少しボーッとしましょうか、「熱い」なつ。
琵琶湖を渡ってくる風にしばし身をまかせます。

  七月の 湖面を渡る 比良の風  清風
ただ。単純に・・


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もう7月半ば過ぎ

今年は大分梅雨入りが遅れました。
入れば即明けるのでは、という見方もありましたが、逆にこの地方も
含め、全日本的!にじっくり居ついてくれましたね。
ようやく明けそうな日にちが我々の耳や目に入ってきてます。
それにしても「梅雨」という言葉から連想される優雅さは
あまり感じられないのはこの数年の、趨勢ですね。
地球という物体が違う方向にハンドルを切ったかの如し。
このようなドラスティックな変換に即応するには私(たち)は少し
齢を取りすぎた・・
昔なら「梅雨明け」のお印のような大夕立!をたまたま訪れておられた
私より少しお若い女性客たちと座敷から眺めながらおっかなビックリ、唯〃座りつくし
た昨日の昼下がりでした
ホントの梅雨明けは何日かな。

   借景は どこも比叡の 梅雨晴間  都峰
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もう7月7日です

梅雨入り宣言に油断し、梅雨の雲行きに一喜一憂しているうちに
早や7月は一週を数え。
今日はたなばた。
朝起きれば梅雨の晴れ間かぁ。この地方、順調に梅雨の雲行きをも
示しながら、それでも真夏日の熱気をはらみながら、真夏へと突き進む
気配。
学生時代なら、この暑さをも恐れず、メインイベントの西日本学生選手権から
インカレへと向かったものでした。(軟式テニス)
もう半世紀以上も前のこと。
体は、毛穴はまだ憶えてますね。遥かに比良・比叡を眺めながら、湖風を受けます。OVER80.

   叶わざる 故願ひあり 星祭  寥汀
  
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梅雨入り宣言ようやく

この欄でも少し心配していた(当欄が心配しても、どうなる訳では
ありませんが)、今年の梅雨入りの時期。
この地方にも昨日発せられたようですね。今朝の新聞は、「湖国梅雨入り」、
平年より15日、昨年より23日とその遅さを強調しながらです。
春からの天候不順は、長く「季節」の移り行きを当然のものと受け入れながら
生活してきた我らが年代にも驚くべき変化を見せるようになっていますが・・
ここで、「入った」梅雨の季節はこの後如何なる動きを見せるのでしょうね。
天を仰いで追いかけましょうか。
ひとまずは、兎に角少し(以上)狂いながらも辛うじて帳尻を合わせたかに
見える自然の動きに同意しながら。

  漸くの 梅雨入りに先づは 安堵せり  晄

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