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おいおいどうしたタイガース から

春先の世界選手権に優勝して、息を吹き返した日本のプロ野球?
コロナ禍が少し落ち着きを見せたような感じの中で、イキイキと
した動きをしているようです。
それは、私が少年時代からのタイガースシンパであるからでしょうか。
セパ両リーグ交流戦に入るという一つの区切りを前にして、
物凄い(という他はない)成績でセントラルリーグを独走しています。
こんな筈はない・・・タイガースファンもしくはシンパはきっとそう思い
ながら、落ち着かない日々を過ごしている!のではないでしょうか。
昭和40年代のジャイアンツのV9を骨身に沁みて刻み込んでいる
我らが世代は特にそうだと思います。
折から、我が家の庭のヒメシャラがまだ5月だというのに花をつけ始めました。
こちらに戻って20年、この大木もよく目立ちます。そして最初の頃は花の
咲き始めは大体7月初旬でした。それが、6月になり、今年は遂に5月・・
さらに、TVは「近畿地方、10年振りの5月の梅雨入り」を報じています。
タイガースの独走が「地異」なら、あとはまあ「天変」ですね。
「天変地異」が単なる私の錯覚である事を願い(ということは、タイガースの
独走は当たり前の現象)、この年の5月の出来事は我が晩年にこのところ
もたらされてきた楽しきことの延長線上にある事を信じ、穏やかに来たる
6月を待つことになるんですね。
そうですね、ヒメシャラ君は悠々と

  夏椿 落つると決めて 潔し   美子

  

  


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榧の木君ありがとう

我が家の南西隅(琵琶湖の反対側、道路に面し)隣の戒琳庵さんとの境に立って、
灯台のように高く伸びている一本の樹、それが「榧(かや)」です。
多分樹齢百年ほどでしょう。
私がもの心ついたころには既に存在し、着々とその背丈を伸ばして
いました。
今や、約20メートル。私がこちらに戻ったころはまだグングンその背を
伸ばしていたのですが。
ここ数年、少し勢いが止まったように見えてました。
妻も、大部傾いて来たようよ、といってました。
去年ぐらいから、上の方の枝が枯れているのが目立ってました。
そして、今日、そう夏の光溢れる今日、出入りのベテラン植木屋さん
Aさんが、やって来ました。
(この人は3代に亘って我が家に出入りし、当然私より庭の木の様子は
熟知しています。)
「山元さん、あの榧、やはりちょっとおかしいですわ、テッペンの方も
枯れて来ましたが、根っこに近い方も叩いてみるとドンガラのようです。
このままでは、ちょっと強い台風でも来たらヤバイです、
傍に新生の若木が伸びかけてます。あれにバトンタッチさせる形で
古い大木を切るのがベストです」とのアドバイス。
永年見慣れて来た私はちょとツライ、ですが・・
蘆花浅水荘築百年を象徴する一つの木が交代期を迎えたか、私も80才、
そろそろ・・と考え始めている今にふさわしいかな、との思いも
自然に受け止められる時期です。
彼の言葉に素直に頷きました。
自分を肯定できるうちに否定する部分を自ら肯定する、
これ即禅?

   榧の木に 榧ノ実のつく さびしさよ   白秋
 (さびしさよ→うれしさよ  といけますかな)






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目覚めよう、露下浅酔僧。

2週間に亘る発想転換の日々は、私にある種のカルチャーショックを
与えたまま、過ぎて行きました。
景聴園の壮麗(壮大は私の中で「壮麗」に)な実験は
私の晩年にまた一つの刺激を与えてくれました。
(この刺激はちょっと強すぎる感じですが)
明日からまた、予約受付をしたお客さんの案内が日常となって
繰り返されますが、心中にはこれだけでよいのか?という思いが
ふつふつと湧いています。
春挙はここまで考えてこの作品を創ったのか・・の思い。
折から門内に緑したたらせている楓君も「目覚めよ<露下浅酔僧*>!」
と私に呼びかけているようです。
一週間呆然と過ごした今の私の耳元に聞こえたような・・

  *最近私は「ろかせんすいそう」をもじって、我が身を
   このように名乗りたし、と思うときがあります。



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一つの思い切った試み成功!

この場でもずっと推移を述べて来ました。
これまで、「お一人500円を頂戴し、予約を取ってコツコツ、我が家で
修練した案内人が逐一丁寧に案内」(これもそれなりの成果は上げて来ましたが)
をベースにしていた、我が家の案内方式を根底から変えるやり方。
1.お一人2000円を頂戴し、プロの日本画家の作品の点在する中を
 おおよその順路めいたものは提示するが、逐一の邸内の説明は基本的には
 行わず、お客さんの思いのままに動いていただく。
 滞在時間2時間の中で好きな場所、好きな絵のところで、時間を自由に
 費やしていただく。(プロの画家との対話時間を設ける為一応予約を前提)
 ・・これが前半の一週間
2.予約は不要。随意にきていただき、受付でお一人700円を頂戴し、
  おおよそ提示された案内順路に従って、自由に邸内を移動。
 ・・これが後半の一週間

 前提としてはそういう中で、100年前に日本画家山元春挙が作り上げた
 「蘆花浅水荘」という「作品」に浸りながらそれをも味わっていただく。

景聴園というプロ作家集団がもくろんだ壮大な(と私には思える)実験が、予想を
遥かに上回るお客の入場のもと好評理にお開きとなりました。

勿論、ベースに、「景聴園」という、人気・実力・将来性を兼ね備えた、グループ
があるとはいえ、文化財をどう保存・活用していくのかという、難題を背負わされて
いる(老い先短い)私にも一つの示唆をあたえてくれた楽しくもハリのある
二週間(文字通りゴールデンウィーク)でした。
折から夏立ち、私も齢を忘れ

 万物に みなぎる力 夏来たる  藤穂


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景聴園さん主宰行事も後半戦

来場の皆さんと作者の会話を中心とした前半戦はGWの終了と
共に去り、今日からは、予約なし・自由入場(受付は有りますが)
という私も今まで試みたことのない形で進められます。
季節は春から夏へと移ろうなかで、来場の皆さんは基本的には各部屋に置いたり
掲げられたりした作品のみが語り掛ける中で、その身を「蘆花浅水荘」に
委ねながら、時間を過ごすことになります。
私も、お客さんに近づくとついつい「案内風」になるので、敢えて覗くだけに
止めます。
後半戦に景聴園のメンバーが与えたテーマは「風通ーかぜとおる」
お客さんは春挙のこの壮大な作品からどんな「風」を感じて帰られるでしょうか。
ときまさに

  日に風に 雨に勢い 夏が来る  直幸
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景聴園さんの好調に呼応して

先月末に始まった景聴園主宰の言わば「蘆花浅水荘」に身を放っての
芸術体験・・
快調に進みます。景聴園の皆さん(7名)の、昨年末の当所での
合宿!体験を今回のお客さんたちも追体験するかの如く。
門内や庭の木々、花々もそれぞれに自己表現しているかの如く。
幹はみきなり、葉っぱははっぱなり、そして花ははななり、景聴園の
作家さんの意を体現するように、このよい季節に身を委ねています。
その中でも、今一番眼に飛び込んでくるのは、庭の最も先っちょイコール
そこはもと琵琶湖だった辺りで大輪の花を咲きそろえたヒラドツツジ。
夏向けの花の大トリという感じ。時期的にトクをしたか・・

 盛りなる 花曼荼羅の つつじかな  虚子
もし今大俳人の目に止まっても位い負けしなかったでしょうな。
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今年の春が賑やかに行くけれど

「景聴園」の思い切った行事が初日・二日目と(私の)予想を
遥かに上回る人々を集めながらスタートする中で
四月が過ぎて行きました。
十代の春、二十代の春・・それぞれの春を自分なりに
送りながら(大半は忘却の彼方ですが)八十代の春を送るところ
まで来ました。
この齢にして、まあ元気に花を愛で、酒を嗜み、そしていろいろの人たちと
交歓出来ることに感謝あるのみです。
しかし、今年も早や3分の1を過ぎたことを思うと、私が自分の上に
課した命題「蘆花浅水荘を如何に円滑に次代に繋いでいくか」を果たしていくには
残された時間は「花の命より短かからん」・・その想いをも我が肩に負い
なおす節目と捉えることもありですね。

  夢に浮く身 風呂に沈む身 四月尽  昭彦



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