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今年もここまで来ました

一応、心身に大過なく(小過は数多くありますが)、この年も
ここまで来ました。
無事是貴人などとうそぶくつもりもありません。
一日いちにちをそれなりに大切に。
蘆花浅水荘の草木も変わることなく、それぞれの四季を
今年も経てくれました。
来る年の少し大きな(多分)節目を前にしながら、
自然体の大事さをを私に示してくれてます。
「風にそよぐ蘆のように」
それが「大事」(いや自然体にまさる大事なし)。
80歳近く、なんの力を入れることなく、入れてもしゃー
ないでー
とつぶやきながら、この年を送りましょう。
来たるべき年を迎えましょう。

  ゆく年の ゆく先あるが ごとくゆく  狩行

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本格的!落ち葉掃き

楓の紅葉がようやく落ち止みました。
下には絨毯が敷かれ、葉っぱを落とし尽くした梢は
空を指しています。
葉っぱが落ちつつある間に落ち葉掃きしても、すぐその後に
散り敷いて、がっかりするので、この齢ともなれば、先ずは
散るにまかせておき、もういいかい・・もういいよ・・の
タイミングで落ち葉掃きに取り掛かります。
ここ数年お願いしていたボランティアさん、今年は少し体調を
崩されてお休みとのことで、久々に箒とビニール袋を携えて、先ず
門内から始めます。
楓の葉っぱは比較的軽いので、こちらの腕や腰に来るショックも
割合小さいのですが、80歳ちかくともなれば、こちらに戻った
20年前とは、疲労度も違いますね。
遠くに逃げていく訳ではないので、気長に立ち向かっています。
そこへ、今日は思わぬ援軍。
小学生の孫ちゃんたちです。
まだ小学生ですが、若い力が小さいながらも二人寄れば
なかなか立派なものです。あっという間に、ナイロン袋が4つ、
門口に並びます。
世代交代?!
綺麗に顕われた石畳や地面を眺めて、ジージ嬉しいひととき。

 それでよろしい 落ち葉を掃く  山頭火

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もう冬至

12月22日。今年もここまで来ました。
コロナに明け、途中でBS朝日の放映(勿論撮影も)に
背中を押され、ご覧になった人の「ちょっと行ってみようか」
を迎えるうちに気がつけば12月・・という1年。
まさか、最晩年にこんなに目まぐるしい時間を迎えるとは。
そして、この先には春挙生誕150年、蘆花浅水荘造営101年、
今年以上に目まぐるしくなりゆく予感。
ようやく、来客の出足が落ち着いてこの家の周りを眺める
余裕の向こうには枯芝、枯れ葉、枯れ梢・・(松と蘆花は変わらない)
これも見慣れた冬の風景ではありますが。

  けふ冬至 餘生こたびは いかならむ  秋櫻子

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行って来ました、三河へ

押し詰まってきました。
やるべきことはやっとかなくちゃ・・
ということで、我が本籍、現住所地三河へ。
目的は、大腸内視鏡検査と、
現在のガラ携をスマホに替えるや否や
の検討(娘たちのアドバイス受けるべく)!
検査は、定年退職時以来、大体3年に2回。よく知っている人が
受診をサボって、亡くなったケースも見ているので、流石ノンビリ者の
私もこれは割合真面目に受けてきました。
最初に、受けたのが三河にあって全国的にも著名な I 病院、全く痛いことも
なく、快適だったのでその後も続けて20年。
欠点は、万一ポリープが見つかって切除の場合、安静のため、三河で要静養
ということで、大津まですぐに移動できないこと。
特に今年のように、来客急増のときはそれだけが心配だったのですが・・
終了後の先生の面談では「今年はポリープは全くありませんでした、
あなたぐらいの齢頃になれば、次は2年後くらいで結構、たとえガン細胞
であってもそんなに急成長することはありません」との有りがたいお言葉で
無罪放免。2年の執行猶予までいただきました。
この後は来年の春挙関連の行事準備に専念できそうです。
一晩三河でゆっくりした後、昨日は長女に連れられて、スマホなるものの
「見学」!です。店の担当の人と長女の「ミシラヌ外国語のような」ヤリトリを
傍らにしながら、「お父さんにはこの型があいそうよ」という言葉に一応うなづく私。
年末に、大津にやって来て、うまく交換(調整)してくれそうなので、それに
「素直」に従いましょう。

かくて今回の三河往還は無事終わりを告げました。
空で冬の太陽が笑ってました。

  やはらかに 餅の如くに 冬日かな  虚子


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師走半ばに

コロナに明け、 BS放映の余波(というより本波か)の拝観客の
案内に暮れようとする、今年の、その終月がゆるりと半ばに
さしかかります。
母とその最期を京大病院の一室で過ごしたあの夜から
55年。
23歳という若さゆえか、学生生活(イコール青春)最後の瞬間に
近かったせいか、あの日は今も鮮明に甦ります。
蘆花浅水荘101年、春挙生誕150年記念行事という一つの節目が
じわりと近づくのを感じながら、一人仏間に坐し・・
久々に般若心経(いつもは観音経)を唱えて見ます。
別にどうということはないのですが。
ポカンとした時間。

  師走の木魚たたいて居る   放哉
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金婚旅行

新婚旅行から50年経ってます。
今年の5月に金婚式、の筈でしたが・・
コロナ禍や、BS放映のお蔭の拝観客の急増等々、思いがけない
「出来事」で、平穏に行うべき「行事」!(まあせめて小旅行ぐらい)
も、旅好きの妻の願いも空しく延び延びとなっていました。
動きの取れない私に業を煮やした妻が、パソコンを駆使し、エイっと
決めてしまいました。
「12月8~9日一泊二日で有馬温泉」妻の金婚旅行宣言があったのが
約半月前。
私もどうにか、日程をやりくりして従いました。
正直、長いこの歳月、あまりええ夫ではありませんでしたからね。
ここは素直にね。
関西育ちの私も、有馬温泉が正確に、どこにあるのか、大津からどのように
行けばよいのか全く知りません。
改めて、調べてみると、神戸のすぐ近くなんですね。
神戸のあたりは、学生時代のテニスの試合から始まって、会社生活
時代の出張などで、周辺はよく歩き回った気がしてきました。
そして、昨日JR在来線→神戸地下鉄→神戸電鉄・・方向音痴の私が
必死に先導して、何とか無事に。
豊臣秀吉が愛したとか、戦場の疲れをとるにはふさわしかったろう
と思わせるところもある鄙びた感じも残しながら、何だか
格調高さも感じる落ち着いた場所でした。
妻が、「実は、今回は金婚記念で来ました」と恐る恐る係の人に話すと
(こんな客も結構あるんですかね)、早速お祝いのお酒や、赤飯などが
卓上に登場。
(言ってみるもんですね)
束の間のノンビリを、湯煙と酒と珍味の間に楽しみながら、
元気を取り戻した、一泊でした。



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やはり師走は足疾し

来客200名(1か月オーヴァー150名は当所には
かなりの大記録)になんなんとする11月を越え、今年も
12月に来ました。
途端に冷たい北風がその勢いを増し始めます。
その風をまともに受けて門内外の紅葉が威勢よく
散っていきます。
蘆花は、吹かれながらも身を捩るようにして、うまく躱しています。
(多分今シーズンもこのようにしながら来年の春を迎えるでしょう)
木々にもそれぞれ個性あり、です。
特に今年は「後の半年やー BS<放映のお蔭の来客急増>で暮らす」
という訳で、楽しんでもらえた来客の勢い未だ衰えず、
そのまま、年を越せる感じ。
そして、蘆花浅水荘101年、春挙生誕150年の諸行事に
突っ込んで行きましょう。皆さんのご協力を待つこと切なり
であります。
この時期、朝、夕に見る膳所山(春挙の両親のお墓があります)の
背後の空の澄んでいること・・

  間近なる 山の青空 十二月  蒼石




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