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"新機軸による拝観システム”

「文化財」という、ある意味保守的なモノを世の人々に丁寧に説明
しようとすると受付も保守的にならざるを得ず、ずっと私が電話で予約を
受けるというやり方を続けています。
これはこれで意味(意義)あることと思っています。(かなり私の一方的な
思いであることは認めながらも)
末富さんとともに、蘆花浅水荘活性化委員会(この長たらしく、ややこしい
漢字が含まれた名称を「ロカセン委」と呼ぶようにしてくれてるのも含め)立ち上げの
そのまた初期の段階から加わり、本来の仕事はまだ現役のバリバリであるところを
曲げて協力してくれている、池内君が一つの試行を提案してくれました。
「電話予約という古臭いやり方に少しクサビを打ち込みましょう。
先ずテストとして、1か月に1,2回、ロカセンを完全開放してみましょう、
即ち予約なしでも拝観できる日を設けるのです。案内は私たちがもう出来るから
任せてください。開始時間を3回ぐらい設けてみます。
告知は全てパソコンNetWorkを活用します。ここを拝観しようとする人は必ず、
ホームページだけでなく、そういう情報網を探ってます。」
というわけで、先日(12日)に第1回を「決行」しました。
当然告知はパソコン扱いが日常化している池内君が全面的にやってくれました。
(もとより、私も、日ごろ口達者な末富氏もこれは無理)
当日朝、見事な「秋晴れ」。
それでも、雨戸を開けながら、私は半信半疑・・10人も紛れ込んで下されば御の字かな・・
ところがいざふたを開けて見ると、出足もよくそれが夕方まで途切れず、
結局24名の方が入場してくださいました。初回としてはなかなかの成功でしょう。
お客さんも庭で写真撮影したりしながら、楽しく待ち時間を過ごしていただいたようでした。
池内君も、実際は少し自信が無かったと後で打ち明けてくれましたが、この初回の
出来栄えにいささか自信をつけてくれたようで、今回の反省も加えながら、時代の動きに
遅れないような方策のあり方をさらに研究してくれるようです。
老生も期待したいものです。

全てを片付けて一人飲んだビールは新時代の味がした?

   ほうと息 つけば秋草 秋の雲  登四郎

     

   




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